僕らは最強なんだぜ

僕らが望んでいた景色全部は今日という日の為にあったのだ!

ただ君が欲しいだけ。ジャニーズWEST『絶体絶命』のMVについて

 

どうも、きぬです。
ジャニーズWEST「絶体絶命」のMVがYouTubeで公開されましたね。


メンバーのほとんどが30歳を迎え(小瀧くんだけ20代なのめちゃ可愛いね!(は?))大人の色気を纏ったジャニーズWESTが挑む不倫ソング。そして女性に翻弄され足掻くジャニーズWEST

 

そんなMVを見て正常でいられるオタクがいるのだろうか、いや、いるわけない(反語)

 



私も気が狂いそうになりながら何度もMVを見まくり、何とか自分の解釈を見つけ出しましたのでここに綴ってみようと思います。
ちなみに歌詞に関してはCDが発売されてから書いていきたい(予定)ため、ここでは割愛させてもらいます。



www.youtube.com

(重岡くんと見つめ合えてますか?)


⚪︎イントロ

重岡くんが窓を眺めるところからこのMVは始まります。窓に手をつきイントロのピアノの音と合わせるように指を動かす重岡くん。
場面転換し、ダンスシーンへ。
6人の組み合っていた手は重岡くんが触れることによって解かれていく。目の前にあった壁が崩されたよう。
そしてWEST全員の顔が映し出された後、重岡くんの手に合わせるように窓の反対から手を重ねる女性。女性のほうだけ左手薬指に指輪があります。二人は道ならない恋をしていると分かる演出ですね。

 

⚪︎Aメロ


想い人が配偶者と暮らす家にて二人のそばで歌う4人。男女には彼らが見えていない。

歌っている彼らの表情がそれぞれ違ってそれが本当に最高。
重岡くんは口づけをする男女をじっと見て一瞬だけ目を伏せて再び彼らを見て睨む。
中間さんは眉間に皺を寄せる。頭を掻く。明らかに憤怒している表情と行動。
桐山くんは女性を見ない。自分じゃない相手と幸せに暮らしているという現実を知りたくない、見たくないという怯え。


そして問題なのが濵田さんである。
いや、近すぎないか。いくら相手には見えていないとしても…。あの距離であの表情で見てるのゾッとする。女性を試してるのかな。「こんなに近くにいるのに気づかないん?」ってことかな。気づかない様子の彼女に最後少し苛立つ。女性が皿にナイフを突き刺すように立てるのが気になる。

徐々に女性に接近するジャニーズWEST。怖いなぁー怖いなぁー(稲川淳二風)

 

⚪︎Bメロ

小瀧くんがクローゼットの中で外の様子を眺める。
最初の4人と違って堂々と側に座るなんてことはせずに、バレないように隠れる小瀧くん。女性に執着しているなんて気づかれたくないのかな。七人の中で小瀧くんが表現する感情が一番ピュアな気がする。
夫婦の写真からの神ちゃんへフォーカスが移った後、洗面台にいる藤井さんに場面が変わる。藤井さんのところ照明が明るくなったり暗くなったりしてるのは主人公の感情の不安定さを表してる?
そして再び神ちゃん。このシーンだけしっかり女性と接触してるんだよね。求める神ちゃんを拒絶する女性。え…そんなことできる人間がいるなんて…(私情)。それでも追い縋りますが、「壊してしまいたい」という歌詞の通り狂気的な表情を浮かべている。ひょぇぇ…。

 

⚪︎サビ

ダンスシーン。ひたすらにかっこいい。赤と黒の衣装が似合うね!ッッカァーーー(カラス鳴いた?)

それぞれのソロアングルが変わる変わる出てきますが、私が一番印象的だったのは中間さんのところ、自分の左手薬指触るんですよね。しかも女性の左手がバッッッチリ映っているところで。彼らは浮気相手だと理解しているフリをして実は「結婚」に固執しているのでしょうね。どんなに彼女を愛していても「結婚」以上の結びつきはないと分かっているようです。しかしこれ、アドリブなんだろうな、ほんと凄いな…。

 

⚪︎間奏

神ちゃん。拒絶されたのに関わらず、その後女性は神ちゃんのちゅるちゅるラブリーほっぺ(私情)に触れる。まるで大事なものを扱うように愛おしそうに撫でられたことに戸惑う。

小瀧くん。女性がクローゼットを開ける。自分の醜い本心がバレてしまいそうで思わず目を逸らす。追うようにその様子を見つめる彼女。

そしてダンスシーン。MVの冒頭で崩した壁がまた現れる。この壁の先がおそらく彼女の本心。重岡くんは壁に阻まれ彼女の本心から遠ざけられる。

 

⚪︎Aメロ

藤井さん。洗面台で化粧をする女性をただ眺めている。配偶者のために化粧直しをする彼女を見て、彼女にとって自分は寂しさを埋めるだけの存在と知ってしまう。そんなことできる人間本当にいるのか?(2回目)藤井さんの感情は『憂い』かな。

 

⚪︎Cメロ

女性の手のショットから場面が変わります。

 

はい、おっぱじめます。

(連れてくよCandy Shop〜♪)



でも行為中に手をあんな風にいじるなんて、彼女の意識がそこにはさほどないんじゃないのかな。でもその程度の相手にわざわざ化粧直したりなんかするかな…。

そしてここのシーンから
重岡、中間、神山、藤井→室内
桐山、濵田、小瀧→外に追い出される(言い方)になりました。
配偶者の左手薬指も窓から見れるような位置で映していますね。にくい演出。

外組は窓によって中に入れないため、感情を激しく表現しています。絶対に触れられないと分かっているからこそ、激しくできるんだろうな。やっぱり小瀧くんの感情表現はピュアだな。外組とは対照的に感情が静かな神ちゃん。「自分のことはあんなふうに拒絶したくせに。あんな大切そうに頬を触ったくせに」と内では思っていそう。神ちゃんの軽蔑の目。あざっす(くそ私情)

 

⚪︎落ちサビ

「信じたい」という歌詞とともに室内にいる重岡くんの感情が動き始めました。(個人的には重岡くんのシーンと他6人のシーンでカーテンの開き方が違うのが気になる)

 

⚪︎大サビ

まさに大サビ!というような激しいダンス。彼らの感情もより強くなってきました。桐山くんはやっぱり切なそうだし、淳太くんはやっぱり怒りの感情が強い。感情に一貫性のあるばど。感情が正反対なのがばど。ばど、永遠なれ。そんで濵ちゃんは「どうせ僕だけでしょ」の「どう」でフッと笑うんだよね。みんな大好き『濵ちゃん、そこで笑うんだ!?シリーズ』です。3150!!

 

そして重岡くん。彼女が欲しくて欲しくてたまらなくて、でも、無理やり触れることなどできない。

その理由は、自分が彼女の本命ではなく浮気相手であると理解しているから、だと思います。

 

⚪︎アウトロ

重岡くんは苦しみもがきながら彼女に向かって手を差し伸べます。
そして彼女は配偶者に抱きしめられながら、その奥にいる重岡くんに向かって同じように手を差し出します。

 

 

 

 

ん?ちょっと待って?

 

見えてるの??

 

ってか

 

今までも見えてた??

 

 

 

 

どえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?

 

 

じゃあ今までわざと見せつけてた?彼らの苦しむ表情を見て弄んでた?…って最初は思っていたんですね。が、彼女の本心はきっと最後の重岡くんに差し伸べた手だと思うと、弄んだわけではなさそうだなと。

 

 

ここからは私の憶測でしかないのですが。
最初は遊びと思ってたけれど、だんだんと気持ちが傾いてしまった。彼が自分を本気で愛していることにも気づいている。でも自分はすでに人生を決めた人がいて、その人から離れることはできない。彼女も自分の気持ちを隠すように、『嘘』をついているのではないでしょうか。触れようとした神ちゃんを一度突き放してしまったのはきっと彼女の『嘘』。優しく触れたのは『本心』。でも言葉で伝えることはできない。


濵ちゃんのシーンでナイフを立てたのは「私の感情を揺さぶらないで」という牽制にも捉えられるし、藤井さんの前で化粧をするのも「あなたが入る余地はないほど、私は夫を愛しているのよ」と『嘘』を見せつけているようにも思える。これ以上自分の気持ちが変わらないように。入ってこないように。

 

 

でも、重岡くんの感情むき出しになって自分を求める姿に心を動かされてしまった。その結果、彼女は手を差し出したのだと思います。

 

 

 

彼女の本心が私たちには見えてきました。でも、最後のシーン。

最初のシーンと同じように、重岡くんは窓に手を触れます。本当はその窓の反対で同じように手を重ねている彼女がいます。でも、重岡くんには彼女が見えていない。つまりWESTは彼女の本心に気づくことはできなかった。

ベットのシーンでもお互いの指が触れ合うことはなかったですね。苦しい。

 

 

 

 

 

以上が私の考察です。…ごめんね、気が重くなる終わり方して…。
映像と曲がシンクロされるシーンも多くあり、よりドラマティックで美しいMVでした。

ただ、これはフルじゃないので発売されたら新たな視点が出てくるし、私の考察が全然違う可能性もあるので。そしたら笑ってやってください。

 

あと最後だから言うと、小瀧くんがクローゼットで隠れていたシーンを初めて見た時、そこにあるのは監視カメラで実際の彼らは別の場所で見ているのでは?という考察も浮かんだのですが、濃厚な罪の香りがするのでやめます。ただの怖い妄想です。

 


はぁ。またMV見てこよっと。